コウノトリブログ

コウノトリKIDSクラブ第13期 ①オオキンケイギク草木染

2023年5月21日、コウノトリKIDSクラブ第13期の活動がスタートしました!

コウノトリKIDSクラブの概要は、下記リンク先のページをご覧ください。

今年の最初の活動は、オオキンケイギクを使った草木染!

オオキンケイギクとは
5月から7月ごろかけて黄色い花を咲かせる北米原産のキク科の多年草で、観賞用・緑化用として海外から持ち込まれました。
繁殖力が強く、在来の植物の脅威となるなど日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがあることから、外来生物法で「特定外来生物」に指定され、栽培、運搬、販売、種をまくことなどが禁止されており、適切な駆除活動が求められています。

チラシ「みんなで駆除しよう オオキンケイギク」 – 環境省

オオキンケイギクを駆除する際は、根っこごと引き抜きごみ袋に入れて密封し枯死させることで、そのまま燃えるごみとして出すことができます。

写真:ごみ袋に詰められたオオキンケイギク

でも、ただ枯らして処分するだけではもったいない!

ということで、オオキンケイギクを活用してハンカチを染めることに。

オオキンケイギクは生きたままの運搬が禁止されていますが、種子ができる前に地上部を刈り取った場合は法律に抵触しないため、つぼみの状態で採取し染め液を作るそうです。

草木染のながれ

  • 染めたいもの(今回はハンカチ)を水でしっかり濡らす
  • 模様付け
  • 染め液に入れて煮る(2回)

どうすれば理想の模様ができるか考えながら、それぞれ自由に模様付け。
ビー玉をくるんだり輪ゴムで縛ったりして染め液が浸透しない部分を作ることで、模様ができあがります。

組写真(4枚):模様付けする手元

模様付けが終わったハンカチを、染め液で煮て二度染めます。

写真(2枚組):染め液(左)一度染めしたハンカチ(右)
染め液(左)と一度染めしたハンカチ(右)
写真:学習シートに記入するKIDS

染めている間に、「オオキンケイギク」や「特定外来生物」についてしっかり学習。
環境省のWebサイトには、特定外来生物の見分け方マニュアルも掲載されているので、興味のある方はぜひご覧ください。
日本の外来種対策‐環境省

二度染めしたハンカチを広げると、やっと模様が確認できます。
きつめに縛った輪ゴムを外すのに苦戦するKIDSも。しっかり縛った分、くっきり模様が出ます。

それぞれ違った個性の模様ができたので、集合写真はハンカチと一緒に。

写真:染めたハンカチを広げて記念撮影

染料になる植物には、採取時期によって色味が変わるものがあるそうです。旬の植物を使った草木染で季節の移り変わりを感じるのも楽しいでしょう。

2023年8月6日に、コウノトリ文化館で草木染イベント(参加費200円)も予定されています。

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