コウノトリブログ

コウノトリKIDSクラブ第12期 ③オンライン交流会 その2

2023年1月21日に実施したオンライン交流会の様子を紹介します。

交流会参加者

  • 脇野沢小学校(青森県むつ市)
  • 南三陸少年少女自然調査隊(宮城県南三陸町)
  • コウノトリKIDSクラブ(兵庫県豊岡市)
    南三陸ネイチャーセンターの拓三博士(阿部拓三さん)が全体の司会進行、将太博士(鈴木将太さん)が解説を担当してくれました。

    まずは、将太博士から3地域の調査結果の報告。
    今回の調査では、むつ市(陸奥湾)54種、南三陸町(志津川湾、八幡川)114種、豊岡市(大浦湾、ハチゴロウの戸島湿地、出石川)81種の魚が検出されました。そのうち3地域で共通する魚はたったの17種。それぞれ環境が異なることがわかります。
    豊岡市は対馬海流、陸奥湾は親潮と津軽暖流、志津川湾は親潮と津軽暖流、黒潮が流れています。近畿と東北の違いだけでなく、海流の違いも意識することができました。

    ここからは、子どもたちの発表です。
    南三陸ネイチャーセンターが選んだ各地域で特徴的な12種の魚を、それぞれ紹介します。

    交流会の前に、それぞれが発表する魚について調べました。いつもの活動より早い集合でしたが、集中して取り組んでいました。
    写真4枚:調査票を作成するKIDSたち
    図鑑をフル活用して気合の入った調査票が完成!調べた魚の特徴を伝えるために一生懸命描きあげました。

    左上からアイゴ、タチウオ、クロダイ、ニホンウナギ、カネヒラ、ジュズカケハゼ、ナマズ、ドジョウ、カダヤシ、カワヒガイ、アオブダイ、ミナミメダカ
    コウノトリKIDSクラブの調査票

    写真4枚:発表の様子
    交流会が終わるころには子どもたちもすっかり打ち解けて、画面越しに自由に各地の見せたいものを見せあったり、じゃんけんで遊んだりしていました。
    今後も、この交流が続いていくと嬉しいですね。
    南三陸ネイチャーセンターや南三陸少年少女自然調査隊、脇野沢小学校の皆さんありがとうございました!
    Zoomの画面キャプチャで撮影した集合写真

     
    調べた12種の魚
    脇野沢小学校 南三陸少年少女自然調査隊 コウノトリKIDSクラブ
    • サバ属
    • アイナメ
    • マガレイ
    • マイワシ
    • イシガレイ
    • シロウオ
    • タケノコメバル
    • ベロ
    • マダイ
    • マダラギンポ
    • ワカサギ
    • アメマス
    • ギンザケ
    • ヒラメ
    • エゾイソアイナメ
    • マアナゴ
    • スズキ
    • イソバテング
    • クロウシノシタ
    • フサギンポ
    • ホシガレイ
    • クルメサヨリ
    • スナビクニン
    • ムツカジカ
    • アイゴ
    • タチウオ
    • クロダイ
    • ニホンウナギ
    • カネヒラ
    • ジュズカケハゼ
    • ナマズ
    • ドジョウ
    • カダヤシ
    • カワヒガイ
    • アオブダイ
    • ミナミメダカ
    12種の選定ポイント
    むつ市 青森県・陸奥湾の特産品やカマイルカのエサ生物と思われる種
    南三陸町 北日本の魚で最近見つかった種や環境DNAで初めて分かった魚
    豊岡市 西日本の魚や絶滅危惧種を中心に、コウノトリの餌となる淡水魚など

     

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