KIDSクラブ第2回の活動は、ビオトープの生きもの調査です!
豊岡市では、コウノトリの生息を支える環境づくりの一環として、地域住民の方に水田ビオトープの維持管理業務を委託しています。
「ビオトープ」とは、ギリシャ語の「bios(生物)」と「topos(場所)」の合成語で、生物が生息している空間のことを意味します。詳しく知りたい方は、日本ビオトープ協会ホームページをご覧ください。
ビオトープとは | 日本ビオトープ協会 (biotope.gr.jp)
また、地域の環境学習のフィールドとして、小学校や子ども会などが行う活動でも活用されています。
今回は数ある水田ビオトープの中の1つ、豊岡市下宮にあるククイ湿地で活動しました。
小学校の環境学習で行う生きもの調査では、子どもたちが捕まえた生きものを講師が同定(※1)し解説しています。
※1 生物の分類上の所属や種名を決定すること
しかし、今回KIDSクラブのメンバーには、捕まえた生きものを自分たちで同定してもらいました。
その後、見つけた生きものの中で一番好き・気に入った生きものを選んで、”推しポイント”を発表!
一番票を集めたのは、オタマジャクシとドジョウでした。
オタマジャクシは、胴部のふくらみや”ぷにぷに”したところなどを可愛いと感じる子もいれば、カエルに成長する過程で後ろ足が生えている状態が好きという子も。
後ろ足の生えたオタマジャクシは私も結構好きで、それを目当てにカプセルトイを回したこともあります。当たったのは卵塊でした。
ドジョウはヒゲに魅力を感じる声が多いなか、背中をはしる黒いラインやまだら模様を推したり
逃げ足の速さという生きものとしての性能に注目するなど、
同じ生きものでも見るところが違っておもしろいですね。
「かっこいい!」「面白い!」「きれい!」「かわいい!」、シンプルに「好き!」
難しく考えず素直に感じた、生きものへのポジティブな想いを聞くことができて
みんなのことが少しだけ分かったような気がします。
まだまだ、もっといろいろな生きものを捕まえたい!という声もありましたが、
班で相談しながら生きものを同定するなど、自分たちで考えながら、楽しく活動ができてよかったです。
暑い中お疲れさまでした!