コウノトリブログ

オオキンケイギクの駆除活動

2021年6月5日(土曜日)に、谷山川下流・出石中学校周辺(兵庫県豊岡市出石町)で、環境ネット出石(会長:雀部真理さん)主催の「オオキンケイギク除去活動」が実施されました。

「オオキンケイギク」は、5月から7月ごろかけて黄色い花を咲かせる北米原産のキク科の多年草で、観賞用・緑化用として海外から持ち込まれました。
しかし、繁殖力が強く、在来の植物の脅威となるなど日本の生態系に重大な影響を及ぼす恐れがある植物として、2006年、環境省が外来生物法による「特定外来生物」に指定し、栽培、運搬、販売、種をまくことなどが禁止されています。

特定外来生物「オオキンケイギク」を駆除してください!(豊岡市公式ウェブサイト)(外部リンク)

知っていますか?外来生物法(YouTube)(外部リンク)

この日は、海外からの技能実習生・英語指導助手(ALT)などのボランティアや豊岡市コウノトリ共生課の職員も参加し、約10人での作業となりました。

駆除作業の様子 駆除作業の様子2

オオキンケイギクは同じ株から何年も花を咲かせるため、可能な限り根から引き抜いて、数を減らします。
種子ができる前に花を刈り取ること、植物を根ごと引き抜くことの両方を行うと効果的です。

抜いたあとは、近くで天日にさらして枯らしたり、袋に入れて腐らせてください。
枯死したオオキンケイギクは、移動させることができ、燃えるごみとして処分できます。
生きたまま運搬すると、法律違反になるので注意してください。

オオキンケイギクを根から抜いた写真

約1時間の作業で、多くのオオキンケイギクを抜くことができました。

駆除作業前の法面
作業前
駆除作業後の法面
作業後

オオキンケイギクは繁殖力が強いため完全に駆除することは難しいですが、在来の植物への影響が減ることを期待しています。

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