2026年5月31日・6月14日、豊岡市田結区にあるコウノトリのための大規模湿地(以下「田結湿地」)で、IVUSA大阪茨木クラブ(以下「IVUSA」)によるコウノトリ生息地保全活動が行われました。
IVUSAは1993年に設立された学生中心のボランティア団体で、同クラブは主に立命館大学茨木キャンパス(大阪)に通う学生たちが中心となり、定期的に「田結湿地」の保全活動を行っています。
湿地は、定期的に手入れをしないと少しずつ荒れて乾燥し、水辺の生き物を育む機能が低下します。
IVUSAは継続的に田結湿地の保全に取り組まれており、生物多様性の保全に貢献されています。
また、IVUSAの活動は、単にコウノトリの生息地保全活動というだけでなく、高齢化や担い手減少が進む地域に活気をもたらすものでもあります。
今年度は、5月31日に18名、6月14日は1年生から4年生の総勢21名で活動されました。
2回の活動では、前年に造った「つぼ湯」をイメージした円形状の小さな湿地をつなげ、水辺の範囲を広げられました。

5月31日の天気は、最高気温32℃ 晴れ時々曇りでした。少し動けば汗が噴き出すなか、約2時間、熱中症対策をとりながら作業を進められました。
私も少し作業をしましたが、すぐにバテてしまい、大学生の若さに圧倒されました。

また、この日は、地元の「案ガールズ」さん(地元女性の方による環境ガイドグループ)も参加され、大学生と一緒に汗を流されました。

6月14日は、気温28℃ 曇りで風もあり、比較的過ごしやすい天気でした。
今回は1年生も加わり、前回以上にパワーアップして活動されていました。
埋もれていた湿地が、見る見るうちに掘り進められ、水が入り息を吹き返しました。

5月31日・6月14日の両日の活動に参加された3年生の早田(そうだ)さんにお話を聞きました。早田さんは、1年生の時から田結湿地の活動に参加されています。
「豊岡は私の地元の田舎に似ていて、とても感じの良いところで、空気もおいしく、気に入っています。活動中にコウノトリが舞い降りたこともあり、私たちの活動がコウノトリの保全に役立っていると感じられてうれしく、やりがいも感じています。今年の活動方針は、これまで小さな湿地をたくさん作ることを目標にしていましたが、崩れてすぐに埋まってしまうことがあったので、これまで造ってきた小さな湿地をつなげて大きくし、崩れを防ぎたいと考えています。
5月に全国一の気温を記録した豊岡だと聞いて覚悟して来ました。本当に暑いですね。でもそこは、学生のパワーで乗り切りたいと思います」

最後に、田結区研修集会所の前で「こうのとり~」の掛け声で集合写真を撮影しました。
皆さんとってもいい笑顔でした。

コウノトリ共生課は、引き続きIVUSAの活動を支援します。