コウノトリブログ

コウノトリKIDSクラブ第15期 ④他地域のコウノトリの取組みを学ぶ in 越前市

コウノトリKIDSクラブでは、小学校の夏休み期間に豊岡市以外の環境や取組みを学ぶ活動を行っています。
今年は、豊岡市と同じくかつてコウノトリが野外から絶滅する前に最後まで生息していた地であり、コウノトリと共生するまちづくりなどに取り組んでいる福井県越前市に伺い、地域の取組みや自然について学びました。訪れたのは「越前市エコビレッジ交流センター」(以下「交流センター」)。


交流センターは、「にほんの里100選」にも選ばれた里地里山の豊かな自然環境の中にある、普及啓発や環境学習の拠点施設です。施設には、展望台や展示コーナー、和室、ホール、屋外にはビオトープ等があり、1年を通して、自然を活かした環境学習や各種体験プログラムなどが行われています。


展望台からは、田んぼや山が織りなす豊かな里の風景が広がっています。


活動では、初めに施設職員の田川さんから福井県および、越前市のコウノトリを呼び戻す取組みの歴史や、越前市の自然、豊岡市とのつながりなどについてお話しいただきました。
ちなみに、越前市の中でもエコビレッジ交流センターがある坂口地区は、特に豊かな自然が残る場所であり、希少な野生生物の生息が確認されています。国内希少動植物種に指定されているアベサンショウウオは、兵庫県北部から石川県にかけて分布が確認されていますが、その中でも越前市の白山・坂口地区は主要な生息地となっています。

お話の後は、生物多様性に配慮した農法が実践されている「こうのとりよびもどすたんぼ」横のビオトープで生きもの調査を行いました。この日まで連日の猛暑となり、雨があまり降っていなかったこともあり、普段より水量が少なく水温も高い状況でしたが、トノサマガエルやドジョウ、ガムシ、ヤンマ型のヤゴ、ミズカマキリなどが見られました。これらの生きものは豊岡の田んぼやビオトープでも見られますが、自分たちの地域で見られる豊かな自然が、他の地域でもそこに暮らす人々によって維持されていることを大切さを感じました。

今回の活動では、コウノトリの生息地となる環境を再生・創出する取組みが豊岡市から遠く離れた地域でも行われていることを知り、こうした取組みの広がりが、生息地の拡大や羽数の増加、野生復帰を推進するために重要であることを学びました。
将来、KIDSクラブの皆が、それぞれの暮らす場所で環境を大切にする意識や行動を広げてくれればと思います。

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