オオキンケイギクの黄色い花が落ち目立たなくなったかわりに、種が熟し始める時期となりつつありますが、市ではオオキンケイギクについて、市民の方々と協働で行う駆除活動を継続的に呼び掛けています。
以前このブログでも紹介したように、市が駆除活動に参加することもありますが、今回は市民団体の方々の主体的な取り組みを市がサポートし、オオキンケイギクの駆除が行われた事例を紹介します。
【メルコパワーデバイス株式会社】
豊岡中核工業団地内に事業所があるメルコパワーデバイス株式会社では、毎年6月の環境月間に合わせ、自社工場周辺のオオキンケイギクを駆除されています。
2025年度は35名もの有志の方が参加され、ごみ袋18袋分のオオキンケイギクが駆除されました。


今年度の駆除活動にあたっては消耗品などの調達に、市の「小さな自然再生活動支援助成金」を活用されています。
【豊岡コウノトリ湿地保全部隊】
豊岡コウノトリ湿地保全部隊は兵庫県立大学大学院 地域資源マネジメント研究科の在学生、卒業生から構成される任意団体で、市内の湿地環境の保全などを行っています。
高さのある道路法面という抜き取りによる駆除がなかなか行き届きにくい場所でオオキンケイギクの駆除活動が行われ、ごみ袋30袋分のオオキンケイギクが駆除されました。


市はごみ袋の提供と、駆除後のオオキンケイギクの回収を行いました。
オオキンケイギクは市内全域で分布が確認されており、主要地方道沿いによく見られますが、企業の敷地や集落内の空き地などにも点在しています。
集落内のオオキンケイギクが目につき、駆除したいがオオキンケイギクの処分方法が分からない、というような事があれば一度コウノトリ共生課へご相談ください。