2025年6月29日、豊岡市田結区にあるコウノトリのための大規模湿地(以下 田結湿地)で、IVUSA大阪茨木クラブとコウノトリKIDSクラブが一緒にコウノトリの生息地保全活動を行いました。
今回は、IVUSAの皆さんにKIDSクラブが加わり、一緒に田結湿地の保全活動を行いました。
参加者は、IVUSAが16名、KIDSクラブのメンバー(KIDS+1名)17名の総勢33名で作業を行いました。

活動内容は、「つぼ湯をイメージした円形状の湿地と水路」を新たにつくられました。KIDSクラブのメンバーは、IVUSAの方々に教わりながら、慣れない手つきでスコップを使って土を掘っていました。
しばらくすると、KIDSクラブの子どもたちも慣れ、順調に掘り進めていました。「手の方が早いや」と言って、素手で掘り進める子もいて、見ているだけで楽しくなりました。

この日の最高気温は、34℃を超える「真夏日」でした。IVUSAの皆さんには、「水分を十分にとって、休みながらやってね」とKIDSクラブのメンバーに声をかけていただき、安全に作業を進めることができました。
KIDSクラブのメンバーは、15分~20分毎に休憩を取りながら活動しました。しかし、みんなで作業を進めることが楽しいあまり、お茶を飲むと直ぐに作業を始めていました。

KIDSクラブの子どもたちと一緒に作業したIVUSAの藤田さんは、以下のように話されていました。
「IVUSAの活動に参加して、初めてコウノトリの保全について知りました。この活動は、私にとって新たな知識を得られる有意義な機会です。KIDSの子どもたちは、大変楽しそうに活動していて、こちらも楽しくなりました。また、教えるとすぐに慣れ、自分たちで考え作業を進めていたので、こんな短時間で成長することに驚きました。また、機会があれば一緒に活動したいです」

最後にIVUSAの皆さんは、田結区研修集会所の前で、いつもの「こうのとり~」の掛け声で、集合写真を撮影されました。
皆さんとってもいい笑顔でした。
次回のIVUSAの活動は、7月13日(日)に外来種駆除の活動を予定されています。
また、皆さんとお会いできるのが楽しみです。
【報告】田結IVUSA活動湿地のコウノトリ飛来調査
田結湿地には、日頃から野外コウノトリが採餌場所として活用しています。IVUSAの皆さんが活動されている「つぼ湯湿地」のコウノトリ飛来状況の調査をするため、センサーカメラ(動くものが撮影範囲内に来ると自動で撮影するカメラ)を設置しました。
センサーカメラは、IVUSAの活動が始まる前の5月上旬に設置しました。
今年度初回の活動は、5月31日でしたが、(ブログ記事リンクする)活動前にコウノトリの飛来は確認できませんでした。
しかし、活動後には、コウノトリの飛来が確認でき、湿地の環境改善が目に見える形で現れました。
センサーカメラを使っての飛来調査は、一年を通して行いたいと思います。湿地の整備が進めば飛来頻度が高まるのか大変興味がわきます。
