2025年5月29日 植村直己冒険館(日高町伊府785)前の道路法面(国道482号線)で特定外来生物であるオオキンケイギクの駆除作業を行いました。
作業は、日高町伊府区、野区、コミュニティ三方、植村直己冒険館を管理する豊岡冒険館株式会社より参加した有志の方々約20名と豊岡市の協働で、1時間程度駆除作業を行いました。

オオキンケイギクは多年草のため、刈り取りでは根が残り、やがて再生してしまいます。そのため、駆除するには根から引き抜く必要があります。
この日の作業で引き抜いたオオキンケイギクは45Lサイズのゴミ袋約20袋になりました。

作業に従事いただいた方からは、「目が慣れてくると花がない小さい株でもわかるようになった」、「地区で見かけたときは、花がつく前に抜いている」との声が聴かれました。
オオキンケイギクの花は目立つため駆除しやすい反面、花がつくまで放っておくと株が大きくなってしまい駆除した際にかさばる点や、駆除の際にあやまって花を落としてしまうと種になるリスクがあるなどの問題もあります。
理想的な駆除時期は10月~4月ごろ、花がなく、草丈が低い状態や芽生えの状態で駆除を行うことです。花がある時期に葉の形や、生えている場所を確認しておくと、より省力で効率的な駆除が可能です。市では、今後花がない時期にオオキンケイギクの芽生え等を見分けるワークショップの開催を予定しています。

すでに広範囲に定着してしまっているオオキンケイギクですが、まず手の届く範囲だけでも駆除にご協力ください。
この駆除作業は今年で3年目を迎え、ここを通る人からは前よりオオキンケイギクが減ったとの声もあり、駆除の効果があらわれてきた実感があります。
多くの人が身の回りのオオキンケイギクを継続的に駆除することで拡大を防ぐことや減少につなげていくことができます。