コウノトリブログ

KDDI株式会社による第6回コウノトリ生息地保全活動が行われました。

2022年10月1日(土曜日)~2日(日曜日)、加陽水辺公園でKDDI株式会社によるコウノトリ生息地保全活動が行われました。
KDDI株式会社は、2016年9月に本市と締結した地域活性化を目的とする包括協定をきっかけとして、コウノトリ野生復帰を進める本市を応援するために、毎年コウノトリ生息地保全活動を行っています。
今年も新型コロナウイルス感染症の対策を講じた上で、同社関西総支社の社員とその家族47人が参加しました。

湿地保全活動は、KDDI株式会社の他、地元住民、国土交通省豊岡河川国道事務所、市職員らを含めた総勢約60人によって行われました。

 

外来種ウシガエル(オタマジャクシ)、アメリカザリガニの駆除

加陽水辺公園内のため池に生息している外来種ウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニを駆除しました。

水位を低くした池に入り、タモ網を使って捕獲していきました。

池の中には在来の魚類等も生息しており、参加した子どもたちは捕獲した生きものに興味津々でした。

※在来種は捕獲後に再び池にリリースしています。

 

 

ウシガエルについて
ウシガエルは、アメリカ東部・中部、カナダ南東部原産の大型のカエルです。口に入る大きさの動物なら何でも食べてしまうため、生態系に大きな被害を与えていることから、特定外来生物に指定されており、飼育・運搬することは法律で禁止されています。

ウシガエルの成体

詳しくはコチラ(環境省HP)

アメリカザリガニについて
アメリカザリガニは、子どもたちに人気の身近な生きものですが、近年は水辺の生態系に対して深刻な影響を与えることが明らかになっています。特定外来生物に指定されてはいないものの、規制の検討が進められています。

アメリカザリガニ
アメリカザリガニ

詳しくはコチラ(環境省HP)

湿地の草刈

加陽水辺公園内の湿地には植物が繁茂していたため、草刈作業を行いました。

草刈鎌やはさみを使って、繁茂している植物をどんどん刈り取っていきました。

草刈作業のようす

 

継続した活動のおかげで、ため池のウシガエルのオタマジャクシやアメリカザリガニの捕獲数が減ってきているように感じられます。
草刈をしていただいた湿地は、今後泥上げなどの作業を行って水を張り、水辺の生きものたちを育む場所にしたいと考えています。

10月にも関わらず30度近い気温の中、汗と泥にまみれながら湿地保全活動を行っていただきました。
また来年、「第7回コウノトリ生息地保全活動in豊岡」でお会いできるのを楽しみにしています!

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