2020年コウノトリの繁殖情報
春の温かな日差しの中、市内のあちこちで巣塔にいるコウノトリが見られるようになりました。
4月下旬、コウノトリは子育てに忙しくなる季節を迎えています。
2020年度のコウノトリ繁殖情報をお伝えします。
兵庫県立コウノトリの郷公園によると、2020年4月17日現在、豊岡市内では13組のペアが巣塔で産卵していると推定され、そのうち3ペアの巣塔でひなが確認されています。一番早く産まれたのはコウノトリの郷公園の目の前にある祥雲寺巣塔のひなです。「ハチゴロウの戸島湿地」内の戸島巣塔ペアと「コウノトリ保護増殖センター」前の野上巣塔ペアは、13年連続での繁殖となり、野外で一番長く繁殖しているペアになります。
豊岡市以外では、兵庫県養父市で1ペア、兵庫県朝来市で2ペア、京都府京丹後市で1ペア、徳島県鳴門市で1ペア、島根県雲南市で1ペア、福井県越前市で2ペアの繁殖行動が確認されています。豊岡市も含めると、合計21ペアのコウノトリが日本で繁殖していることになります。今年結ばれた新規ペア※は5ペアありますが、なかでも朝来市では初めての繁殖となります。
コウノトリの生息域は広がっています。これから大きく成長したかわいいひなの様子が見られるようになります。そっと見守ってください。
※新規ペア…オス・メスの片方が変わったペアも含まれます。