コウノトリブログ

KODOMOラムサールin南三陸町に参加しました!
この記事は、豊岡市公式ホームページに掲載していた内容を一部変更(和暦表記から西暦表記へ)して移行したものです。

KODOMOラムサールin南三陸町

2019年2月9日から11日まで、宮城県南三陸町で開催された「KODOMOラムサールin南三陸町」に、コウノトリKIDSクラブの2人が参加しました。南三陸町には、2018年10月にラムサール条約に登録された志津川湾があります。

KODOMOラムサールでは、国内のラムサール条約湿地で活動する子ども(小学4年生から6年生まで)が集まり、開催地の「宝」を探します。さまざまな体験を通じて魅力を見つけ、会議を経て六つの宝を決定します。会議で意見を出すのも、決めるのも全て参加している子どもたち自身。大人は手も口も出しません。

活動内容

写真:スクリーンの隣に立って発表する参加者
自分たちが活動する湿地の取組みについて発表

参加した子どもたちは、それぞれの湿地の紹介や体験活動を通じて交流しました。ラムサール条約に登録された「志津川湾」での漁業や、強くて丈夫な南三陸杉を育てる山での林業、歴史や復興の願いの象徴「きりこ」作りなど、さまざまな体験を行いました。子どもたち一人一人が、南三陸町の宝を見つけます。

2日目のKODOMO会議で、一人一人の見つけた宝から六つに絞り、班の宝を決めます。3日目のKODOMO会議では、最大36個の宝(六つ×6班)の中から、ポスターに使う「南三陸町の宝」を話し合いで決定します。最後の話し合いは一般にも公開され、ゲスト講師や町民が見守る中、熱い議論が交わされました。

写真:海上に出る漁船
子どもたちは漁業体験へ
写真:山林内でヘルメットを被った参加者
山で林業体験
写真:神楽殿に飾られた大きなきりこ
上山八幡宮に飾られた縁起物の絵柄の白い切り紙「きりこ」
写真:話し合いをする参加者
KODOMO会議の様子
写真:絵を描く参加者
宝のイラストを描く子どもたち

人々の守ってきた宝、世界にとどけ!いつまで藻

3日間の活動と話し合いで、次の六つの宝と、メッセージが選ばれました。

六つの宝

  1. ASCとFSC (注釈)
  2. 山と海の関係性
  3. しんさいから復興する願いや強い心
  4. 人のやさしさ
  5. コクガンなどの生きもの
  6. きりこ

注釈:「ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)」と「FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)」二つの認証を得ているのは、日本で南三陸町だけです。

メッセージ

人々の守ってきた宝、世界にとどけ!いつまで藻

写真:トロフィーの中に宝のイラストが貼られたポスター
完成した「南三陸町の宝」ポスター

参加した湿地と団体

  • 釧路湿原(北海道鶴居村):サルルンガード
  • クッチャロ湖(北海道浜頓別町):ジュニアガイド
  • 蕪栗沼・化女沼(宮城県大崎市):おおさき生きものクラブ
  • 谷津干潟(千葉県習志野市):谷津干潟ジュニアレンジャー
  • 藤前干潟(愛知県名古屋市):劇団シンデレラ
  • 琵琶湖(滋賀県大津市):TANAKAMIこども環境クラブ
  • 円山川下流域・周辺水田(兵庫県豊岡市):コウノトリKIDSクラブ
  • 荒尾干潟(熊本県荒尾市):荒尾干潟ジュニアレンジャー
  • 志津川湾(宮城県南三陸町)
集合写真
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