コウノトリブログ

耳に響く「夏」

この時期、夕方になると森のほうからこだましながら聞こえてくる「鳴き声」があります。ヒグラシです。カナカナカナ~、と響き渡る鳴き声を聞いたとき、皆さんはどのように感じますか?

ヒグラシは、漢字で書くと「蜩」や「日暮」などがあります。鳴き声が夕方から日没近くに聞こえるため、「日暮」と書かれるようですが、実際には日の出前の早朝にも鳴いています。豊岡には、アブラゼミやミンミンゼミ、ニイニイゼミやツクツクボウシなどもいますが、それらのセミは基本的に日中から夕方にかけて鳴くため、日没付近に聞こえるヒグラシの鳴き声は耳に届きやすいのではないでしょうか。

「ヒグラシ」は、日没付近に鳴く=夏の終わりを告げる声として感じられるのか、秋の季語として俳句などで使われます。しかし、実際はほかのセミよりも早い7月中旬ごろから鳴き始め、9月中旬ごろまで鳴き続けます。ヒグラシの鳴き声は、夏に目一杯ならぬ耳一杯聴くことができるのです。

ヒグラシの鳴き声を聞くとどのように感じ、どのような情景を思い出しますか?実家の縁側で涼んだ夕暮れ、たくさん練習した部活終わりの帰り道、それぞれの思い出が、ヒグラシの鳴き声とともにあると思います。今年の夏はその鳴き声と共に、どんな夏の思い出ができるでしょうか。

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