コウノトリブログ

巣立ちの季節です ー8月まで続きます!ー

コウノトリのヒナの巣立ちの時期になりました。

2019年、豊岡市内では11巣でヒナの誕生が確認され、6月17日現在7羽が巣立ち、巣ですくすく育っているヒナは少なくとも13羽以上(兵庫県立コウノトリの郷公園より)で、8月の中頃まで、順に巣立ちが続いていく見込みです。

写真は豊岡市出石町水上にある水上巣塔のヒナたちで、4月23日にふ化が確認され、約50日目です。6月5日に足環付けを終え、新しい青や緑などの色足環はピカピカです。足環付けの作業は兵庫県立コウノトリの郷公園によって実施されており、日本国内の野生復帰個体約98%に装着され、年齢性別などが分かるようになっています。この色足環を活用しながら、様々な研究が進んでいます。

それに遠くのまちへ飛んで行ったとき、「何歳の、だれなのか」がわかると、さらに親近感がわきますよね。「明日も会えるかな?」と思って、同じ場所でコウノトリに会えた時、足環を見たら、「昨日と同じコウノトリだ!」とはっきりわかると、わくわくするとお聞きしたことがあります。

さて、この時期、豊岡の田んぼは田植えから1か月前後が経過し、稲が成長し濃い緑色が広がっています。そして、カエルのオタマジャクシやトンボのヤゴがどんどん増えています。

近頃は早春に比べ、「田んぼでエサをとるコウノトリ」の「食べるスピード」が明らかに速く、たくさん食べられるようで、巣で待つヒナや巣立ち後もエサねだる幼鳥たちへ、食べものをはこぶ親鳥たちが、引き続き頑張っています。

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